【9月29日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2014)第14戦アラゴンGPは28日、スペインのアルカニス(Alcaniz)でMotoGPクラスの決勝が行われ、モビスター・ヤマハ(Movistar Yamaha)のホルヘ・ロレンソ(Jorge Lorenzo、スペイン)が今季初優勝を飾った。

 雨に見舞われたレースで、ロレンソは残り5周でピットに入りマシンを交換する決断が功を奏し、NGM・フォワード・レーシング(NGM Forward Racing)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)、ドゥカティ(Ducati Team)のカル・クラッチロー(Cal Crutchlow、英国)を振り切った。

 総合首位に立つレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は、雨のコンディションのなか13位でフィニッシュしたものの、クラッシュが響いて14位に終わったチームメートのダニ・ペドロサ(Dani Pedrosa、スペイン)との差を1ポイント広げた。

 通算7度の総合優勝を誇るモビスター・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)は、レース序盤に激しく転倒し、担架に乗せられてサーキットを後にしている。(c)AFP