【9月28日 AFP】米国が主導する有志連合は27日もシリア領内でイスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する空爆を実施した。また英国の戦闘機が初めて対イスラム国任務でイラク上空を飛行した。

 米国防総省によると、イスラム国に制圧されたクルド人の町アイン・アラブ(Ain al-Arab)を含むシリア領内の7か所の目標を攻撃した。

 英国防省は、レーザー誘導爆弾を積んだ英空軍のトーネードGR4(Tornado GR4)戦闘爆撃機2機がキプロスにある英軍基地を離陸してイラク上空を飛行したが、直ちに攻撃すべき目標が見つからなかったため爆弾を投下することなく帰還したと発表した。

 国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のシリア反体制イスラム武装勢力「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」は、シリア領内への空爆は「イスラムへの戦争」だとして、空爆参加国を相手にした攻撃を世界のどこででも起こすと警告した。(c)AFP