IMF、エボラ禍の西アフリカ3か国に緊急援助 総額142億円
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【9月27日 AFP】国際通貨基金(International Monetary Fund、IMF)は26日、西アフリカで3000人近くの死者を出しているエボラ出血熱拡大で最も大きな影響を受けているギニア、リベリア、シエラレオネに対する緊急資金援助、総額1億3000万ドル(約142億円)を「優先決定」した。
資金援助は3か国政府の要請に応じたもので、ギニアは4100万ドル(約44億8000万円)、リベリアは4900万ドル(約53億5400万円)、シエラレオネは4000万ドル(約43億7000万円)が即時利用可能となる。
IMFのクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事は、「保健衛生情勢の急速な悪化から、支援が緊急に必要となっている」と声明で強調した。
エボラ出血熱はなお猛威を振るっているが、IMFの予備的な予測によると、その拡大はリベリアとシエラレオネで少なくとも3.0~3.5%、ギニアで約1.5%下がる可能性があるという。
「IMFは状況を詳細に監視しており、この難局を切り抜けるため追加援助の用意がある」とラガルド専務理事は述べた。(c)AFP