【9月25日 AFP】14-15イタリア・セリエAは24日、第4節の試合が行われ、ユベントス(Juventus)が3-0でチェゼーナ(AC Cesena)を下し、得失点差で首位に立った。

 ユベントスはアルトゥーロ・ビダル(Arturo Vidal)が2得点、シュテファン・リヒトシュタイナー(Stephan Lichsteiner)が終盤に1得点を記録した。

 チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対して「何人か選手を変更したが、今日はチームとしてまとまっていた」とコメントした。

 イタリア代表指揮官に就任したアントニオ・コンテ(Antonio Conte)監督に代わり、今季から指揮を執るアレグリ監督は、「私はとてもよく組織されたチームを引き継いだが、チームはさらに成長できるし、またそうでなくてはならない」と続けた。

 ユベントスはこの試合、カルロス・テベス(Carlos Tevez)ではなくセバスティアン・ジョビンコ(Sebastian Giovinco)を起用し、前線は長身のフェルナンド・ジョレンテ(Fernando Llorente)と小兵ジョビンコという組み合わせで臨んだ。

 前半18分にユベントスは、ロベルト・ペレイラ(Roberto Pereyra)のシュートがチェゼーナのエマヌエル・カッショーネ(Emmanuel Cascione)の手に当たってPKを獲得すると、これをビダルが決めて先制した。

 ユベントスは前半30分過ぎにジョレンテが狙ったシュートがわずかに枠を外れると、さらにジョビンコが絶好機を3度迎えたが、こちらも決めきれなかった。

 それでも後半19分、ペナルティーエリア手前でビダルが、ボールコントロールから正確なシュートを決めてようやくチームに余裕をもたらし、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の獲得候補と報じられる理由をまたしても証明してみせた。

 試合終了5分前には、シモーネ・パドイン(Simone Padoin)のスルーパスでDFラインを破ったリヒトシュタイナーが、角度のないところからきれいなゴールを決め、ユベントスの勝利に花を添えた。

 4節を終えたセリエAは、勝ち点12に伸ばしたユベントスが首位に立ち、同じ勝ち点ながら得失点差で下回るASローマ(AS Roma)が2位につけている。

 勝ち点4差のインテル(Inter Milan)が3位に入り、前日の試合で昇格組のエンポリ(Empoli)と2-2で引き分けたACミラン(AC Milan)は同1差でこれを追っている。(c)AFP/Justin DAVIS