【9月26日 MODE PRESS】ステファノ・ガッバーナ(Stefano Gabbana)が、イタリアの日刊紙コリエレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)に、20年間連れ添ってきた「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce & Gabbana)」の共同創立者、ドメニコ・ドルチェ(Domenico Dolce)に宛てた手紙を公開した。 

 求職中だったステファノが、ドメニコの上司だったジョルジョ・コッレッジャーリ(Giorgio Correggiari)に電話をかけたことから始まった二人の関係は、1999年の破局後も親しい友人として続き、ブランドをいまや年商10億ドル(約1100億円)にまで成長させた。

 手紙には、「二人を繋ぐこの特別な感情のおかげで、私たちはこれからも人生がもたらす悲しみや喜びに一緒に向き合っていくことができるでしょう。あなたは私の家族です。最初に電話であなたの声を聞いたときから何年もの時が流れ、全てが変わったようで、何も変わっていないようにも感じます。昔、あなたに感じた恋心は形を変え、多くの美しい感情を私に与え続けてくれています。この手紙のように、貴方は今も、そしてこれからも私の人生において特別な存在です」と書かれている。

 温かい言葉で溢れたこの手紙は、10月3日の手紙の祭典「Festival Delle Lettere」で他のイタリアのスター達が過去の恋人たちに宛てて書いた手紙と共に読み上げられる予定だ。

 「I love you」というシンプルな言葉で締めくくられたステファノの手紙では他にも、お互いの言いたいことが以心伝心で伝わるぐらい仲が良いことや、ブランドの成功の秘訣が“二人の愛の絆の強さ”にあることなどが書かれている。

 「インタビュー中は、まるでピンポンのようにお互いの会話が行ったり来たりします。私が話し始めるとあなたがその後に続き、あなたが話し始めれば私が割り込んであなたの想いを言葉にする。私たちは共に、一からドルチェ&ガッバーナを創り上げてきました。二人の愛の強さこそが、今あるすべてを創ってきたのです」(c)Bang Showbiz/MODE PRESS