【9月22日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)は21日、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦で7月初旬以来初めてとなる公式戦に登板し、5回3分の1を投げ切って13勝目を挙げた。試合はヤンキースが5-2で快勝している。

 本拠地ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)で行われた試合で、6回一死まで投げた田中は5安打、4三振を奪い降板し、今季の成績を13勝4敗に伸ばした。

 田中は、右肘靱帯(じんたい)の部分断裂により7月8日から戦列を離れていた。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、復帰に向けてリハビリに励み、靱帯の再建手術を回避していた田中について、もう1試合で先発起用する可能性を示唆した。

 指揮官は「今日を乗り越えられたので、このまま(月曜日も)無事に済ませよう」と述べた。

「みんなで幸運を祈り、彼が(月曜日も)問題ないことを願う」

 医師団は、来季まで戦列を離れることになる手術の必要性について、その可能性を除外していなかった。

 今日の試合で、田中は最初の打者2人に連打を浴びたものの、その後は落ち着いて3本の安打を許すにとどまった。

 この日は投球数が限られ、70球を投げたところで降板した田中は、このまま何も支障がなければ27日のボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)戦で先発する見込みとなっている。

 田中は「全体的に、今日の投球には満足しています」とし、「今日は力強く投げることができたので、ほっとしています」と語った。(c)AFP