【9月19日 AFP】米軍は18日、イラク北部の同国第2の都市モスル(Mosul)の南東で、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の訓練キャンプを航空機で攻撃した。米軍がイラク軍やクルド人部隊の支援という形ではなく、独自にイスラム国を直接攻撃したのは今回が初めて。

 米中央軍(US Central Command)によると、この攻撃でイスラム国の戦闘員らが死亡した他、建物や車両が破壊された。攻撃当時、地上には約40人のイスラム国の戦闘員がいたという。

 米中央軍はさらに2度目の航空攻撃を行い、イラクの首都バグダッド(Baghdad)の南東にあるイスラム国の弾薬庫に損傷を与えたとしている。米軍がイラク領内のイスラム国に対する航空攻撃を開始した先月8日以降に実施した航空攻撃は176回になった。(c)AFP/Salam Faraj