【9月17日 AFP】北米では子どもの健全な食生活のために糖分を多く含むソフトドリンクを規制しようとの声が高まっているが、カナダの高校生が学校で炭酸飲料を販売したとして停学処分にされたというニュースには困惑と冷笑が広がった。

 アルバータ(Alberta)州レスブリッジ(Lethbridge)のキーナン・ショー(Keenan Shaw)さん(17)は先週、通学する高校の栄養及びマーケティング規則に違反したとして2日間の停学処分を言い渡された。

 同規則は、学校内での飲食物販売を教育委員会と契約を結んだ業者だけに認めた上で、糖分を多く含む飲料の販売を禁じている。

 新聞各紙は「炭酸飲料で生徒を処分!」「自分のロッカーから取り出したペプシ(Pepsi)を売った高校生が停学処分に(少なくともコーク(coke)ではなかった)」といった見出しを付けて大々的に伝えた。コークという単語はコカ・コーラ(Coca-Cola)を意味する以外にコカインという意味もある。

 教員でもあるショーさんの母親は、息子に対する処分は極端すぎると批判。ショーンさんは、マリフアナなどの麻薬を隠れて売り買いしている同級生たちとは比較にならないと述べ、自らの行動を弁護した。しかし学校側は、ショーンさんを停学処分にしたのは校長の警告を無視したためだと反論している。(c)AFP