錦織対チリッチ、予想外の決勝はスタイルのぶつかり合いに
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記録を参考にするなら、錦織がタイトルを奪取する可能性は高い。錦織は25歳のチリッチに5勝2敗と勝ち越しており、今年対戦したハードコートのブリスベーン国際(Brisbane International 2014)、クレーコートのバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)では、どちらも勝利している。
しかしながら、全米オープンでの成績は両者五分で、2010年には錦織が、逆に2012年にはチリッチが勝利している。
錦織は、チリッチについて「本当に良いプレーを続けていますし、すごく攻撃的で、速いテニスをします。どんどん強くなっていると思います」と話した。
そのチリッチも、昨年は問題のある時期を過ごした。
チリッチは、昨年の全米オープン(The US Open Tennis Championships 2013)に出場することができなかった。薬局で購入したサプリメントに禁止されている興奮成分が含まれており、薬物検査で陽性となった結果、出場停止処分を科されていたためだった。
処分が言い渡された経緯に不満を持つチリッチは、2010年の全豪オープンで記録したベスト4というグランドスラムでの最高成績を更新しようと使命感に燃えている。
2001年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)を制したゴラン・イワニセビッチ(Goran Ivanisevic)氏の指導を受けているチリッチは、決勝では戦術が重要になると考えている。
チリッチは、「ケイはコートの深いところからものすごく良いボールを打つ。とにかく自分の試合に集中して、相手のリズムを少しでも崩さなくちゃいけないだろう。良いサーブを打っていきたい」と話した。
8日の決勝は、178センチで68キロの錦織と、198センチで82キロのチリッチという、対照的なスタイルの選手同士の対戦でもある。
球足の速いハードコートでは、パワーで押すスタイルの方が有利な場合も多いが、今季から錦織のコーチを務めている1989年の全仏オープン(French Open)王者のマイケル・チャン(Michael Chang)氏は、錦織にも武器はあると考えている。
「大きい選手には確かにいくつか有利な点があり、サーブなんかでは少し楽だが、小さい選手にも、コートでより素早く機敏に動けて小回りが利くという特徴がある。パワーをいなす方法は、常に色々とあるものだ」
(c)AFP/Dave JAMES