【9月7日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のルカ・ディ・モンテゼーモロ(Luca di Montezemolo)会長は6日、今後3年は会長を続けるつもりだと話し、今年中の退任を考えているとのうわさをすべて否定した。

 イタリアGP(Italian Grand Prix 2014)のチームのパッドクにあるモーターホームの外で、大勢の報道陣に囲まれた会長は、チームや会社を去るつもりはないと強調した。

 モンテゼーモロ会長については、10月初めから開催されるパリ・モーター・ショー(2014 Paris Motor Show)に前後して退任し、代わってフィアット(Fiat)のセルジオ・マルキオンネ(Sergio Marchionne)最高経営責任者(CEO)が会長職に就くとのうわさが、イタリア国内外のメディアの間で広まっている。

 しかしモンテゼーモロ会長は「私に関するうわさは多く見聞きしてきたし、夏のイタリアの風物詩だね。だが、今回のは少しばかり行き過ぎかもしれない」と話した。

「私は働いているのであって、休暇のためにここにいるのではない。ここにいるのは、一生懸命に働くためだ」

「(チーム代表の)ステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)とも連携を取って、組織の改善、F1チームの改善に取り組んでいる」

 会長はさらに、3月に行われたフェラーリの株主総会で、あと3年、会長職にとどまりたいと申し出たことを明かした。

「この前の3月、あと3年は続ける心づもりがあると株主、何よりフェラーリのみんなに伝えた。フェラーリで働く男女にね。みんなは私の人生の一番大切な部分だし、彼らとは深く関わっている」

(c)AFP