【9月5日 AFP】米国防総省のスティーブン・ウォレン(Steven Warren)報道官は4日、イラクとシリアで活動するイスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」の構成員とともに戦闘に参加している米国人は「十数人」との見方を示した。

 ウォレン報道官は、「シリア国内で活動している」米国人は約100人とみられるが、彼らがどの反体制派組織と共に行動しているかは不明だとした上で、「われわれとしては、恐らく十数人がISIL(イラク・レバントのイスラム国、現IS)と行動を共にしていると考えている」と述べた。

 米情報当局の推定によれば、シリア反体制派組織に戦闘員として参加している欧州出身者はおよそ1000人。ただ、このうちの何人がISに関与しているかは不明。

 シリアでは、ISの構成員として戦闘に参加していた米国人男性少なくとも1人が戦闘中に死亡している。また、米当局は別の米国人がISの戦闘員として死亡した可能性について調査している。(c)AFP