イタリアGP参戦の可夢偉、ケータハムからの扱いに不満
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【9月5日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のケータハム(Caterham F1 Team)に所属する小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は、第12戦ベルギーGP(Belguim Grand Prix 2014)でアンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)が出走したにもかかわらず、今週末の第13戦イタリアGP(Italian Grand Prix 2014)では自身がドライバーとして起用されたことを受け、チームのやり方に不満を示した。
ベルギーGPの直前、ケータハムは、小林ではなくロッテラーをドライバーとして起用することを発表していた。
小林は、「簡単な状況ではない」とすると、「僕はレースというスポーツをするためにここにいる。でも、ここ数週間の動きを見ていると、スポーツというよりも政治的な事情に左右されているようだ」と話した。
「弁護士とも話をしましたが、これが今の状況です。僕には契約がある。僕はケータハムのドライバーで、僕には権限がない」
「シミュレーターをやれと言われれば、僕はシミュレーターをやる。家にいろと言われれば、家にいる。レースに参戦しろと言われれば、レースに出る。もちろん不満はあるが、これは避けられない」
小林は、イタリアGPでの起用を3日に知らされたばかりだと明かした。
「(ベルギーの)スパ(Spa)でのレース前、僕はファクトリーでシミュレーターなどをやりながらレースに備えていた。でも、スパに来る直前、僕が出走しないことを知らされた」
「スパにはいたけど、トラックにはいなかった。トラックに出たくなかった。トラブルを起こしたくなかったから。チームに何が起きているのかよく分からなかったし、言うこともなかった」
「理由を知らないまま、僕はレースに出ることができなかったんだ」
(c)AFP