【9月3日 AFP】全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は2日、男子シングルス4回戦が行われたが、大会第26シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)が、第14シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)との対戦を控えたウオームアップ中、サーブをボールガールの目に当て「10回」謝罪する羽目になった。

 サーブが顔に当たると、少女は目に涙をため、危険から逃れるように、審判台の裏に逃げ込んだ。

 シモンは、「テニスボールが目に当たると危険だ。大丈夫かどうか確認したかった。彼女がコートにとどまるような気がしたからね。でも、かなり痛かったようだね」とし、「10回聞いて、10回同じ答えが返ってきた。大丈夫なことを願うよ」とコメントした。

 ボールガールにとっては幸いなことに、シモンのサーブは最速でも200キロ程度と穏やかな方で、オーストラリアのサミュエル・グロース(Samuel Groth)が繰り出す230キロを超えるサーブが当たっていたら、ひとたまりもないことになっていただろう。

 この試合で、シモンは7-5、6-7、4-6、6-3、3-6のフルセットの末、チリッリに敗れた。(c)AFP