【8月31日 AFP】第32回世界柔道選手権(World Judo Championships 2014)は30日、ロシアのチェリャビンスク(Chelyabinsk)で6日目が行われ、男子100キロ超級で七戸龍(Ryu Schichinohe)が銀メダルを獲得した。

 七戸は決勝の終盤にテディ・リネール(Teddy Riner、フランス)の体勢を崩し、2010年以降無敗を誇る王者を脅かしたが、最後は指導の差で優勢負けに終わった。

 リネールは今回の優勝で谷亮子(Ryoko Tani)氏に並ぶ世界選手権通算7個目のタイトルを手にした。谷氏は1993年から2007年までに、女子48キロ級で計7度の優勝を飾っている。

 18歳5か月の大会最年少優勝記録を持つリネールは、2010年大会の無差別級で上川大樹(Daiki Kamikawa)に敗れて以降続いている連勝を65に伸ばした。上川は3回戦でレナト・サイドフ(Renat Saidov、ロシア)に敗れた。

 一方、女子78キロ超級では田知本愛(Megumi Tachimoto)が銅メダルを獲得した。

 日本勢は今大会ここまで毎日メダルを獲得しており、金メダル4個、銀メダル2個、銅メダル3個でメダル獲得数のトップに立っている。

 そしてフランス勢が日本勢以外では唯一となる2種目で金メダルに輝いており、そのほかに銀メダル2個、銅メダル4個を獲得している。

 開催国ロシアはメダル総獲得数で計8個のメダルを手にしているが、金メダルにはまだ届いてはいない。(c)AFP