ハリケーン「クリストバル」、バミューダ諸島に接近 米にも影響
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【8月27日 AFP】米国立ハリケーンセンター(National Hurricane Center、NHC)によると、ハリケーン「クリストバル(Cristobal)」は26日、勢力を増しながらバミューダ(Bermuda)諸島に向けて進んでおり、米フロリダ(Florida)州と周辺地域では大雨や強風、さらには巻き込まれると死亡する恐れもある離岸流に注意が必要だという。
フロリダ州マイアミ(Miami)を拠点とするNHCの最新の情報によると、グリニッジ標準時(GMT)26日午後6時(日本時間27日午前3時)の時点では、バハマ(Bahamas)諸島とタークスカイコス(Turks and Caicos)諸島に大雨をもたらし、死者1人を出したクリストバルは、最大風速約33メートルの強風を伴っているという。
NHCによると、バミューダ諸島にはすでに暴風雨注意報が発令されており、同地域は今後24~36時間以内に暴風雨圏内に入る恐れがある。
「クリストバルの中心は、27日にバミューダ諸島の北西を通過すると予測される」とNHCは述べている。
またNHCは「クリストバルによって発生する大波は、フロリダ州中部からノースカロライナ(North Carolina)州にかけての沿岸部の一部に影響を及ぼし、今後さらに北方へと広がる見込み」と付け加えた。
5段階のサファ・シンプソン(Saffir-Simpson)スケールで最も低いカテゴリー1のハリケーンであるクリストバルは、6月1日から6か月間続く大西洋のハリケーンシーズンで3番目に発生したハリケーンだ。(c)AFP