【8月27日 AFP】フランソワ・オランド(Francois Hollande)仏大統領は26日、新内閣の経済相に、自身の側近で元銀行家のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)氏(36)を起用したことを明らかにした。

 主要閣僚の顔ぶれは内閣改造前と変わらないが、大統領の経済政策を公然と批判した閣僚3人は更迭された。大統領は自らの方針に異議を唱える声を抑え、より企業寄りの政策を重視する新たな政策運営方針の足場を固めたい考えだ。

 今回の内閣改造は、支持率が過去最低水準にまで落ち込んだ大統領が、政治課題に対する指揮権を回復させ、与党内の抵抗勢力を抑え込み、経済改革政策を推進させるのが狙いとみられている。同国を代表する日刊紙ルモンド(Le Monde)は、この内閣改造が大統領にとって「最後のチャンス」となるだろうと伝えている。(c)AFP