【8月19日 AFP】今月の初め、タイの首都バンコク(Bangkok)で日本人男性が所有するマンションから9人の乳幼児が保護された問題で、タイ当局は19日、親子関係特定のためにこの日本人男性のDNA鑑定を行っていると発表した。

 男性はタイからは出国しているが、自発的にDNA鑑定のための試料を18日、男性の代理人を務めるコン・スリヤモントル(Kong Suriyamontol)弁護士を通じてタイ警察に提供した。同弁護士は、試料は日本の「権威ある関係機関」で採取されたと述べている。また男性から状況を説明する文書も警察に渡したとしている。

 タイ警察は男性に事情聴取する意向だ。同じマンションで見つかった他の乳幼児5人は、タイから出国しているとみられている。

 現在、男性が提供したDNA鑑定のための試料は、タイ警察の専門家の下へ送られており、警察は結果を待っている。

 タイ警察によれば、男性は保護された乳幼児9人全員の父親だと述べているという。(c)AFP