【8月18日 AFP】1597年に朝鮮水軍が日本水軍を破った「鳴梁海戦(Battle of Myeongnyang)」を描いた韓国映画『鳴梁─渦巻く海(Myeongryang)』が、韓国史上最大の観客動員数と、国産映画として初の興行成績1000億ウォン(約100億円)突破という2つの記録を樹立した。

 韓国配給会社CJエンターテインメント(CJ Entertainment)によると、観客動員数は公開から18日を迎えた今月16日に1362万人に達し、米映画『アバター(Avatar)』が4か月で達成した1361万人の記録を更新。また、チケット売り上げは15日の時点で1024億ウォン(約103億円)に達した。

 映画では、主人公である朝鮮王朝の武将、李舜臣(イ・スンシン、Yi Sun-Shin)を実力派俳優のチェ・ミンシク(Choi Min-Sik)が演じている。

 日韓関係は現在、朝鮮半島で1910年から35年間続いた日本の植民地支配に関する歴史認識をめぐり近年では最低水準まで冷え込んでいる。(c)AFP