【8月14日 AFP】事故で四肢のうち三肢を失いながら、アセアンパラゲーム(ASEAN Para Games)でメダルを獲得したシンガポール人の男性が、アーセナル(Arsenal)のアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督から手紙をもらったことに対し、感謝の気持ちを述べた。

 イングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルの大ファンであるという男性は、ベンゲル監督から手紙を送られたことについて「ものすごく驚いたと同時に幸せだ」と表現した。

 男性は2012年12月、軍艦の係留ロープと電動ウインチの間に挟まれ、両脚、左腕、右手の指3本を失った。しかし、そのわずか13か月後にミャンマーで行われたアセアンパラゲームの卓球競技で、男性は銅メダルを獲得した。

 ベンゲル監督は手紙の中で、男性の身に起こった出来事を最近知ったと述べている。

「お気の毒に存じます。アーセナルを代表して、あなたの幸せを祈ります」

「また、あなたは熱心なアーセナルファンだと伺いました。非常にうれしく思います」

 男性は、自身のフェイスブック(Facebook)に手紙の写真を載せ、「アーセナルの成功を祈っています!!!アーセナルに会いたい・・・いつかシンガポールに来てください!!!」と投稿した。(c)AFP