【8月14日 AFP】フランス・リーグ1王者のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は13日、チーム主将のチアゴ・シウバ(Thiago Silva)がハムストリングの負傷のため「数週間」離脱すると発表した。

 シウバは11日に行われたイタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)との親善試合で負傷し、序盤でピッチを後にしていた。

 PSGはクラブの公式ウェブサイトに声明を出し、「昨日検査(超音波とMRI)を行った結果、チアゴ・シウバは右脚ハムストリングの負傷と診断された。復帰には数週間かかる見込み」と発表した。

 CBのシウバは、チームが2-1で勝利したナポリ戦の前半わずか12分、自陣ペナルティーエリアでボールをバックヒールした際に負傷し、そのままピッチを離れた。

 発表通りであれば、復帰は9月初旬の代表戦休暇明けになる可能性が高い。その場合、クラブではSCバスティア(SC Bastia)、エヴィアン・トノン・ガイヤールFC(Evian Thonon Gaillard FC)、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)とのリーグ戦、ブラジル代表では米国で行われるコロンビア、エクアドルとの親善試合を欠場することになる。

 その一方で、9月16日もしくは17日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)グループリーグ開幕節には、間に合う可能性が残されている。

 シウバは先週8日に行われたリーグ1の新シーズン開幕戦、2-2で引き分けたスタッド・ランス(Stade Reims)戦に、ブラジルW杯(2014 World Cup)後の休暇明け間もないなかで先発出場し、多くの人を驚かせていた。

 チームを率いるローラン・ブラン(Laurent Blanc)監督は、29歳のシウバがその試合でプレーできる状態にあると強調していたが、本当にそこまで急いで試合に出すべきだったのか、現在では疑問が生じている。

 シウバの負傷離脱中は、同じくブラジル出身のマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")とダビド・ルイス(David Luiz)がCBのコンビを組むとみられる。(c)AFP