【8月14日 AFP】ギニアのアルファ・コンデ(Alpha Conde)大統領は13日、同国内で377人の死者を出しているエボラ出血熱の拡大を受け、公衆衛生上の非常事態を宣言した。

 大統領は感染の拡大阻止に向けた対策として、国境検問所での出入国審査の厳格化、旅行制限、遺体の自治体間搬送の禁止など、9項目の措置を発表。さらに、感染が疑われる人は検査結果が確定するまで例外なく医療施設に隔離する方針を明らかにした。

 また、感染者との接触があった人は全て、「観察期間が終了するまで、自宅の外に出ることを正式に禁止する」という。

 世界保健機関(World Health OrganisationWHO)が13日に発表した最新の統計結果によると、ギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアの4か国でのエボラ出血熱による死者は、11日までの2日間で56人増え計1069人に、感染者は1975人に上っている。(c)AFP