「数学のノーベル賞」で女性初受賞、イラン出身の米大教授
このニュースをシェア
【8月13日 AFP】(写真追加)「数学のノーベル賞」ともされるフィールズ賞(Fields Medal)の今年の受賞者に、女性で初となるイラン出身の数学者ら4人が選出されたことが、韓国・ソウル(Seoul)で13日に開幕した国際数学者会議(International Congress of Mathematicians)で発表された。
女性初の受賞者となったのは米スタンフォード大学(Stanford University)のマリアム・ミルザハニ(Maryam Mirzakhani)教授。1977年、イランの首都テヘラン(Tehran)で生まれ、2004年に米ハーバード大学(Harvard University)大学で博士号を取得。幾何学を専門としている。
ミルザハニ教授は、2009年にブルメンソール賞(Blumenthal Award)、2013年には米国数学会(American Mathematical Society)からサッター賞(Satter Prize)を授与されている。
フィールズ賞は、4年ごとに開催される同会議で毎回4人に授与される。今回の会議では、ミルザハニ教授のほか、フランスのアルトゥル・アビラ(Artur Avila)氏、米プリンストン大学(Princeton University)のマンジュル・バルガバ(Manjul Bhargava)教授、英ウォリック大学(University of Warwick)のマルティン・ハイラー(Martin Hairer)教授が受賞した。(c)AFP