【8月13日 AFP】西アフリカ・ギニアビサウのドミンゴス・シモイズ・ペレイラ(Domingos Simoes Pereira)首相は12日、エボラ出血熱の流行が続く隣国ギニアとの国境を封鎖する方針を明らかにした。

 首相によると、約300キロにわたって続く国境線の封鎖にあたっては、国防省と内務省が「必要な措置」を講じる。

 同国では現在のところ、エボラウイルスへの感染者は確認されていない。一方のギニアでこれまでに373人と、今回の大流行で最多の死者を出している。

 ギニアビサウはこのほか、国内での感染拡大を防ぐためとして、結婚式や葬儀、洗礼式など、多数の人が集まる機会を持つことを禁止するなど一連の抜本策の実施を決めた。

 また、緊急電話相談サービスや野外病院の設置に加え、感染の疑いがある人を特定の医療施設に隔離する方針の策定といった対策をとっている。(c)AFP