【8月13日 AFP】(一部更新)チャック・ヘーゲル(Chuck Hagel)米国防長官は12日、米政府がイラク北部のアルビル(Arbil)地域に約130人の軍事顧問を追加派遣したことを明らかにした。米国がどの地域で人道支援活動を継続できるか詳しく評価するため。

 ヘーゲル長官は、追加派遣はあくまでバラク・オバマ(Barack Obama)大統領が表明したイラク軍を支援するという方針の枠内にあるものであり、米軍を再びイラク国内で戦闘任務に就かせようとするものではないと強調した。

 米国防筋は、今回の一時的な追加派遣を通じて、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」から逃げてシンジャル山(Mount Sinjar)にいる民間人を支援するため、現在行われている航空機からの支援物資の投下以外の人道支援活動の選択肢も出てくるだろうと述べた。(c)AFP