【8月11日 AFP】香港(Hong Kong)の警察は11日、香港から英ロンドン(London)に向かっていたヴァージンアトランティック航空(Virgin Atlantic Airways)機が、「自制心を失って」騒ぎ立てた乗客のためにUターンを余儀なくされたと発表した。

「ロバート」というファーストネームだけが公表されている26歳の男は、香港国際空港(Hong Kong International Airport)からロンドン・ヒースロー空港(London Heathrow Airport)に向かう同機に搭乗。離陸してから1時間以上経ったころに騒ぎ始めたという。

 警察の広報担当者は、「26歳のロバートという外国人男性は、飛行中に自制心を失い、乗員の指示に従わなかった。彼は大声で叫んでいた」と述べた。

 ヴァージンアトランティック航空によると、離陸から1時間半後に同機は香港に引き返すことを決めた。当局によると、着陸後に男は拘束され、病院に搬送された。香港に戻ることとなってしまった他の乗客にはホテルが用意され、11日夜に再び出発するという。

 男はまだ起訴されていない。当局は、男がまだ入院しているか、またどのような治療が必要だったかは明らかにしていない。(c)AFP