【8月5日 AFP】中東のエルサレム(Jerusalem)で4日、ショベルカーが歩行者をはねた上でバスに突っ込んで横転させ、イスラエル人1人が死亡、5人が負傷する事件があった。掘削機の運転手は現場で警察官に射殺された。当局が発表した。

 事件が起きたのは、イスラエルが実効支配する東エルサレム(East Jerusalem)と西エルサレム(West Jerusalem)をつなぐ道路。緊急当局によると、25歳の男性がショベルカーにはねられ死亡、バス運転手を含む5人が負傷した。警察によると、バスには少数の乗客しか乗っておらず、死亡した男性は、エルサレム在住の超正統派ユダヤ教徒だという。

 イスラエルはこのところ、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で大規模な軍事作戦を続け、パレスチナ側の1800人以上を殺害している。ショベルカーを運転していた男は東エルサレムに住むパレスチナ人とみられ、今回の事件について警察当局は「テロ攻撃」との見方を示している。(c)AFP