【8月4日 AFP】イスラエル軍は、イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との戦闘が4週目に入ったパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で、グリニッジ標準時(GMT)4日午前7時(日本時間午後4時)から7時間の「人道的停戦」を設けると発表した。

 同軍声明によると、対象は南部ラファ(Rafah)の東部を除いたガザ地区全域。ラファ東部の除外理由については、「現在も(ハマスとの)衝突が続行中でイスラエル軍部隊が駐留している」ためとしている。

 ただしイスラエル占領地のヨルダン川西岸(West Bank)とガザを統轄するイスラエル軍のヨアフ・モルデチャイ(Yoav Mordechai)准将は声明文のなかで、「万一、停戦が破られた場合、イスラエル軍は停戦時間内であっても(パレスチナ側の)攻撃元に砲撃で応酬する」と警告した。

 同時に、ガザ南部ハンユニス(Khan Yunis)東部の村、アバサンアルカビラ(Abasan al Kabira)とアバサンアルサギラ(Abasan al Saghira)の住民に対し、GMTの4日午前5時(日本時間同午後2時)以降に帰宅するよう呼びかけた。(c)AFP