■医療関係者への注意

 CDCは、発熱のある患者と接触する前後には定期的に手洗いをし、注射器と注射針を安全に廃棄することを推奨している。感染から症状が出るまでのエボラの潜伏期間は21日間だ。

■生肉を避ける

 エボラウイルスは、人々がエボラウイルスに感染した動物の血液や臓器、体液に密接な接触を持った後に、人々の間に広まる。エボラウイルスの自然界の宿主はオオコウモリだ。

「アフリカでは人の感染は、熱帯雨林でエボラ熱を発症したかエボラ熱で死んだチンパンジーやゴリラ、オオコウモリ、サル、レイヨウ、ヤマアラシとの接触を通じて記録されている」とWHOは述べている。

 また、養豚場やサルの飼育場で流行の疑いがある場合、WHOは施設の即時隔離と感染した動物の殺処分を推奨している。

 エボラに対するワクチンは人用も動物用も存在していない。(c)AFP