【7月23日 AFP】オランダ外務省は22日、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域で墜落したマレーシア航空(Malaysia AirlinesMH17便をめぐる国際調査を主導するオランダ安全委員会(OVV)が、ウクライナの首都キエフ(Kiev)で、マレーシア当局から同機のブラックボックス2個を受け取ったと発表した。

 親露派の武装勢力が発射したミサイルによって撃墜された可能性が指摘されている同機の残骸から回収されたブラックボックス2個にはそれぞれ、飛行データと操縦室内の音声記録が収められており、墜落原因の解明に向けた非常に重要な手がかりとみられている。今後、ベルギーの軍用機によって英国のファンボロー(Farnborough)に運ばれ、データの回収作業が進められる予定だ。(c)AFP