【7月22日 AFP】内戦状態にある南スーダンで20日、政府と反乱軍側が停戦合意を確認した今年5月以降としては最大規模の戦闘が発生した。

 同国北部の戦略的要衝ナシル(Nasir)に反政府軍が攻勢をかけた。国連(UN)によると戦闘は翌21日も続いており、反乱軍が市中心部を掌握しているもよう。

 サルバ・キール(Salva Kiir)大統領と反乱軍を率いるリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領は今年1月に合意した停戦の順守を5月に改めて確認していたが、国連は20日、「最悪レベルの戦闘」が再開したという見方を示した。

 南スーダンでは昨年12月に戦闘が始まってからこれまでに150万人が家を追われており、援助団体は戦闘が続けば飢饉(ききん)の恐れがあると懸念している。(c)AFP