【7月19日 AFP】14F1第10戦ドイツGP(German Grand Prix 2014)は18日、フリー走行が行われ、ケータハム(Caterham F1 Team)の小林可夢偉(Kamui Kobayashi)は、火がついたマシンから抜け出す事態となった。

 小林は、厳しい暑さの中行われたフリー走行2回目で他のドライバーよりも熱を感じ、急いでマシンから降りた。小林が異変を感じた後、マシンは焼けるにおいを発し、さらには炎に包まれた。

 トラックの路面温度が58度という暑さの中、マシンから飛び降りた小林は、コースマーシャルとともに消火活動に加わった。

 小林はこう語っている。

「最初に10周を走り終えたフリー走行の2回目で、あっという間でした。ランチの間の変更でマシンのバランスが良くなったと感じていたんですが、直後にパワーが下がってきて、おかしいと感じました。いくつかメカニカルな面で変更を加えて、2度目の走行に出て行くと、2週目を終えようというところでブレーキが利かなく、燃えるにおいがしました」

「ターン16でマシンを止めて、その時点でマシンの後ろからは火が出ていたので、走って消火器を取りに行って、消火の手伝いをしました。かなり熱かったですよ。これでもちろんセッションは終わりでした。燃料が漏れて炎が上がったようでした。今夜じっくりと時間をかけて、なぜあんな事が起きたのか原因を調べて、直していく必要があります」

「マシンのパフォーマンスは良かったと感じていたので、がっかりです。土曜日(19日)に向けてしっかりと準備していかなければなりません」

「今日は暑かったですね。マシンを見れば、僕がどれだけ暑かったか分かるでしょう」

(c)AFP