【7月17日 AFP】トルコ最大規模のスキージャンプ施設が、オープンから3年で地滑りにより倒壊した。16日、地元メディアが報じた。

 トルコ東部エルズルム(Erzurum)にあるこの施設は、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)首相が主導する建設プロジェクトによって完成したもので、15日の地滑りによって、2つのジャンプ台が破壊された。

 トルコ紙ミリエト(Milliyet)は、安全上の理由から施設への立ち入りは禁止されており、先週末に初めて地滑りが確認されてから、スキージャンプの代表チームはここでの練習を行っていないとする、地元のスポーツ管理団体職員の話を報じている。

 トルコスキー連盟(Turkey Ski Federation)は、地域を襲った豪雨が地滑りを引き起こしたようだとコメントしており、詳細については専門家の報告を待つとしている。

 この施設は、スキー上級者に人気のパランドケン山(Mount Palandoken)の麓に位置しており、2つの大きなジャンプ台と、練習用のスロープが設置されている。

 2011年にエルドアン首相によって施設の完成が発表された後、大学生の総合競技大会であるユニバーシアード冬季競技大会(Universiade)が開催された。(c)AFP