【7月16日 AFP】中国中部は16日、豪雨に見舞われ、湖南(Hunan)省鳳凰(Fenghuang)県の山間部にある景勝地、鳳凰古城(Fenghuang Ancient City)の一部が水没し、住民多数が避難するなどの被害が出ている。

 曲がりくねった川沿いに清朝や明朝の建造物が立ち並ぶ鳳凰古城の旧市街は、1日3万人の観光客が訪れ、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産への登録も申請している景勝地。だが画像では、橋の中央部分のみが水面から出るほど河川が氾濫している様子が見てとれる。

 報道によれば現地では停電が起き、地元住民や観光客5万人が鳳凰県と周辺地域から避難した。マイクロブログの「新浪微博(Sina Weibo)」のあるページでは、ユーザーが「豪雨によって鳳凰古城の旧市街は、水の都と化した」と投稿した。(c)AFP