【7月15日 AFP】ブラジルサッカー連盟(Brazilian Football ConfederationCBF)は14日、同国代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督の辞意を受け入れたことを発表した。

 スコラーリ監督は、準決勝のドイツ戦で1-7の惨敗を喫し、オランダとの3位決定戦に0-3で敗れた後、辞任する意向を表明していた。

 CBFのジョゼ・マリア・マリン(Jose Maria Marin)会長は、今大会でブラジルを4位入賞に導き、昨年のコンフェデレーションズカップ(Confederations Cup 2013)制覇に貢献したスコラーリ監督の功績を称えた。

「スコラーリ監督と彼のスタッフは、われわれの尊敬と感謝に値する働きをしてくれた。一番の目標を達成することはできなかったが、人々のセレソン(Selecao、ブラジル代表の愛称)に対する愛情を取り戻した」

 マリン会長は、2002年の日韓大会でブラジルを優勝に導いたスコラーリ監督とそのスタッフが、W杯での活躍を期待される中で「決定的な働きをした」としており、CBFのウェブサイト上で「人々が緑と黄色に着飾って出歩き、国旗を振って代表チームへの情熱を見せるなんて、ここしばらく見ない光景だった」と述べている。

 新たな指揮官候補には、カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)1部のコリンチャンス(Corinthians)を率いたチッチ(Adenor Leonardo Bacchi aka 'Tite')元監督の名前が挙がっており、17日にはリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のCBF本部で記者会見が行われる予定となっている。(c)AFP