【7月11日 AFP】高さ5メートルのトイレ型滑り台を「うんち」型の帽子をかぶって元気よく滑り降りる子どもたちに、コーラスを奏でるトイレの便器たち――。これは、東京都江東区にある日本科学未来館(National Museum of Emerging Science and Innovation)で開催されている企画展「トイレ?行っトイレ! ボクらのうんちと地球のみらい」の会場内の様子だ。

 ハイテクなトイレが国際的な評価を得ている日本だが、今回の企画展では下水道や健康、排せつ物についてしっかり学んでもらおうとの意図が込められている。トイレ型の滑り台を通じて「うんちの旅」をたどってもらおうというわけだ。

 会場では、腹立たしげな様子のトイレが、世界中のトイレたちが仕事をボイコットしたら一体どうなることかと大声で質問し、来場した子どもたちにトイレを使った後は「ありがとう」と言うよう促す様子も見られた。

 会場ではまた、粘土でうんちを作るコーナーに子どもたちが並び、クスクスと笑いながらもうんち型の帽子をかぶってトイレ型の滑り台を滑り、いつもとはひと味違うデートを楽しむカップルの姿もあった。(c)AFP