【7月9日 AFP】けがのため、9日にサンパウロ(Sao Paulo)で行われるサッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝のアルゼンチン戦の欠場が報じられていたオランダ代表のナイジェル・デ・ヨング(Nigel de Jong)とロン・フラール(Ron Vlaar)が8日、練習に復帰した。

 ACミラン(AC Milan)に所属する29歳のデ・ヨングは、6月29日に行われたメキシコとの決勝トーナメント1回戦で、そけい部の筋肉を断裂して以来プレーしておらず、オランダ代表のメディカルスタッフは当初、2週間から4週間の離脱を見込んでいた。

 アストン・ビラ(Aston Villa)に所属する29歳のフラールは、膝を痛めてアルゼンチン戦の欠場が濃厚と報じられていたが、デ・ヨングと同様に8日の練習に参加している。

 また、太ももの負傷で治療を受けていたレロイ・フェル(Leroy Fer)も練習に復帰しており、これによりオランダは、本大会に登録されている全23選手がアルゼンチン戦に出場できる態勢となった。

 一方、キャプテンのロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)は筋肉の疲労を訴え、ダリル・ヤンマート(Daryl Janmaat)と共に、チームメートと別メニューで練習を行っている。

 デ・ヨングとフラールの状態に問題がなければ、比較的経験の少ない選手からの起用を迫られていたルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督にとっては朗報となる。

 オランダ代表は、2010年の南アフリカ大会(2010 World Cup)では0-1でスペインに敗れ優勝を逃しており、2大会連続の決勝進出を目指している。(c)AFP