【7月9日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は8日、スペイン1部リーグのマラガ(Malaga CF)からアルゼンチン人GKウィリー・カバジェロ(Willy Caballero)を獲得したと発表した。契約期間は3年で、移籍金は公表されていない。

 32歳のカバジェロは、再びマヌエル・ペジェグリーニ(Manuel Pellegrini)監督の下でプレーすることになる。

 2010年から2013年まで、マラガでペジェグリーニ監督の指導を受けているカバジェロは、クラブの公式ウェブサイトで、「とても満足しているし、プレシーズンをスタートすること、いいプレーをしてチームを助けることが本当に楽しみだ」とコメントした。

「これは新たなチャレンジであり、自分にとっては新たなリーグだ。ここ数年は納得のいくプレーをしており、目標はこれを続けることと、願わくばシティのために同じレベルでプレーすること」

 シティは13-14シーズン終了後にコステル・パンティリモン(Costel Pantilimon)を放出し、守護神ジョー・ハート(Joe Hart)の新たな控えGKを探していた。

 カバジェロは、「とても素晴らしいGKがいるビッグクラブに来たことは承知している。シティにはすでにジョー・ハートという偉大なGKがいるが、ナンバーワンのポジションに挑戦し、競い合いたい。練習から全力を尽くすつもりだ」として、ハートとポジションを争う意思を表明している。

 母国アルゼンチンのボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)でプロとしてのキャリアをスタートしたカバジェロは、2004年に加入したスペインのエルチェ(Elche CF)で7シーズンを過ごすと、2011年にはマラガに移籍している。

 カバジェロは、「自分のキャリアで最高の時間は、マヌエル・ペジェグリーニ監督の下でプレーしたマラガ時代であり、そこでわれわれは大きなことを成し遂げ、マラガの名前を欧州中に知らしめた」と語っている。

「新しいチームメートについては、(アルゼンチンの3選手では)マルティン・デミチェリス(Martin Demichelis)とはとても良好な関係にあるが、パブロ・サバレタ(Pablo Zabaleta)とセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)には一度も会ったことがない」

「それも楽しみにしている。自分としてはチームにアルゼンチン人がいてくれるのはとても心強い」

 シティの今夏の補強は、フェルナンド(Fernando Francisco Reges)、バカリー・サニャ(Bacary Sagna)に続いてカバジェロが3人目となる。(c)AFP