スコラーリ監督、ドイツ戦は「ネイマールのために戦う」
このニュースをシェア

【7月8日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準決勝のドイツ戦を翌日に控えた7日、ブラジル代表のルイス・フェリペ・スコラーリ(Luiz Felipe Scolari)監督は、負傷のため今大会絶望になったネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を、チームのモチベーションにしようと呼びかけた。
準々決勝のコロンビア戦を2-1で制したブラジルだが、22歳のネイマールが脊椎を骨折するという、高い代償を払うことになった。
記者会見に臨んだスコラーリ監督は、「全試合において、新たなステップを踏み出すこと、そして決勝という目標に近づくことも、モチベーションにしなければならない」と話した。
「ネイマールは、自身が務めを果たしたことを選手たちに伝えている。今度はわれわれが自分たちの役割を果たす番だ」
「私自身、選手たち、すべてのブラジル国民。この試合は本当に重要だ。決勝に行けるかどうかが決まる」
「われわれは、母国のためにプレーする。いつも思い描き、夢見ていたことだ。そして、ネイマールのために戦う」
ブラジルは、コロンビア戦で今大会最多のファウル31回を記録しており、スコラーリ監督の荒々しい戦術は厳しい批判にさらされている。
かつてはチェルシー(Chelsea)を率いたスコラーリ監督も、母国のピッチで美しい試合を見せることができていない状況を自覚しているようだ。
「一歩一歩、できることからやっている。常に美しいものが見せられるわけではないが、地元での決勝に近づいているし、すべて予定通りだ」
(c)AFP