中米でM6.9の地震、メキシコとグアテマラで新生児ら3人死亡
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【7月8日 AFP】メキシコ南部のグアテマラとの国境近くで7日、マグニチュード(M)6.9の地震があり、入院中の新生児1人を含む少なくとも3人が死亡、数十人が負傷した。
米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると、地震は7日午前6時24分(日本時間7日午後8時24分)ごろ発生した。震源はメキシコ南部チアパス(Chiapas)州プエルトマデロ(Puerto Madero)の海岸から約2キロの内陸で、震源の深さは約60キロ。
周辺では10回前後の余震が起き、住民らはパニックに陥り、複数の地滑りも発生した。当局は、被害規模が明らかになるにつれて死傷者が増える恐れがあるとしている。
メキシコ・チアパス州当局によると、同州では崩れた壁の下敷きになるなどして男性2人が死亡、少なくとも4人が負傷したが重傷者はいないという。当局は被害状況の確認を急いでおり、負傷者の数は増える恐れがあるという。
グアテマラのオットー・ペレスモリナ(Otto Perez Molina)大統領が記者団に語ったところによると、メキシコと国境を接するグアテマラ西部のサンマルコス(San Marcos)県の病院で天井の一部が崩落し、下敷きになった入院中の新生児1人が死亡した。同国ではこのほかに重傷者2人を含む35人が負傷、家屋70棟が損壊したという。(c)AFP/Gabriela Coutino