【7月8日 AFP】中国とドイツは7日、アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)独首相の訪中に合わせ、独自動車フォルクスワーゲン(VolkswagenVW)の中国工場新設や欧州航空・防衛大手エアバス(Airbus)のヘリコプター123機の販売など多数の貿易・投資関連の文書に署名した。

 一連の署名は、メルケル首相と李克強(Li Keqiang)中国首相が見守るなかで行われた。

 欧州最大の経済大国ドイツと経済規模で世界第2位の中国はともに輸出大国で、メルケル首相の訪中は2005年の首相就任後7度目。独メディアによると、中国との経済関係強化を狙った3日間のメルケル首相の訪中には電機・金融大手シーメンス(Siemens)、エアバス、ルフトハンザ航空(Lufthansa)、ドイツ銀行(Deutsche Bank)などの企業幹部が同行した。

 フォルクスワーゲンによると、中国の自動車メーカー、中国第一汽車(FAW)と共同で中国北部の港湾都市、天津(Tianjin)と東部沿海の青島(Qingdao)の2都市に工場を新設する。投資額は20億ユーロ(約2800億円)。

 フォルクスワーゲンは、今年1~5月のグループ全体の中国での販売台数は、合弁企業の一汽大衆汽車(FAW Volkswagen)と上海大衆汽車(Shanghai-Volkswagen)分も合わせて150万台を超え、前年同期比17.7%増となったと発表。中国は同社の最大かつ最も重要な市場となったと述べた。

 エアバスも、ヘリコプター部門が中国3企業に6年間で計123機を販売する契約を結んだと発表した。同社としては過去最大の販売契約だという。中国側に売却するヘリコプターは、エキュレイユ(Ecureuil)シリーズの単発機と小型双発機EC135で、一般航空(旅客・貨物輸送以外の民間航空)向け。売却金額などの詳細は明らかにされていない。(c)AFP