【7月6日 AFP】コロンビアのフアン・マヌエル・サントス(Juan Manuel Santos)大統領が5日、サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で力強いパフォーマンスをみせた同国代表をねぎらうとともに、ホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督を続投させてほしいと求めた。

 6月15日に再選を果たして以来、初めて公に語ったサントス大統領は、コロンビア代表の黄色のユニホームをまとって熱弁を振るい、史上初めて準々決勝に進出した代表選手とペケルマン監督をねぎらった。

 サントス大統領は、「誇りと品位、クリーンなプレーを貫きながら、グラウンドにすべてを置いてきた選手に、多くの者が感謝している。誇らしい!われわれのコロンビア代表は、心から自慢できるチームだ」と語った。

 コロンビアは4日、フォルタレーザ(Fortaleza)のカステラン・スタジアム(Castelao stadium)で行われたブラジル戦に1-2で敗れ、準々決勝で姿を消した。

 しかしながら、ブラジルで試合を現地観戦したサントス大統領は、コロンビアサッカー連盟(Federacion Colombiana de Futbol)に対し、ペケルマン監督を引き止めてほしいと求めた。

 サントス大統領は、ペケルマン監督が「気品とプロフェッショナリズムを持って」チームを見事に率いたと話している。

 サッカー選手のほか、タクシー運転手などを経て指導者に転身した64歳のペケルマン監督は、2006年のW杯ドイツ大会ではアルゼンチン代表を率いていた。コロンビアとの契約は8月で満了を迎えるが、本人はW杯終了後の去就について明言していない。

 コロンビア代表では、激しい肉弾戦となった4日の準々決勝でネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の骨折につながる危険なタックルを見舞ったフアン・スニガ(Juan Zuniga)が、最大の悪役となっている。

 このけがでネイマールは今大会絶望となり、国際サッカー連盟(FIFA)はスニガに処分を下す可能性を示唆しているが、スニガ自身は狙ってけがをさせたわけではないと話している。

 サントス大統領はテレビのスピーチで、チームには「一体感」があり、「国のために一丸となって仕事をした」と強調した。

 サントス政権は、半世紀にわたる左翼ゲリラ「コロンビア革命軍(Revolutionary Armed Forces of ColombiaFARC)」との争いの終結へ向け、和平交渉を推し進める立場を取っている。

 ロス・カフェテロスの愛称で知られるコロンビア代表は、6日にボゴタ(Bogota)の街頭で凱旋パレードと祝賀会を行い、国民から温かく迎えられる予定となっている。(c)AFP