【7月5日 AFP】米大リーグ(MLB)ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は4日、右膝を痛めているC・C・サバシア(C.C. Sabathia)が、今季中に戦列復帰できない可能性があることを明らかにした。

 5月10日の先発登板が最後となっているサバシアは、2日に球団傘下2Aのトレトン・サンダー(Trenton Thunder)でリハビリを開始したが、その翌日には膝が腫れたためMRI検査を受けていた。

 4日のミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)戦前にジラルディ監督は、サバシアの今季中の復帰は難しいのかという質問に対し、「たぶん、そうだろうね」と答えた。

 ジラルディ監督は、「MRIでは新たな症状は確認されなかった」と述べたものの、サバシアが14日にジェームズ・アンドリューズ(James Andrews)医師を訪ね、手術を受ける可能性があることを示唆している。

「彼らはそれについて話し合い、何がベストなのかを判断しなければならない」

 サバシアの膝の状態は悪化しており、内視鏡手術と長期のリハビリが必要になるかもしれないとみられている。

 今季のサバシアは不振に苦しんでおり、先発登板8試合で3勝4敗、防御率5.28の成績を残している。

 サバシアが右膝の炎症のため5月11日に故障者リスト(DL)入りした際、ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)GMは、アンドリューズ医師がサバシアの膝は変形していると診断したことを明らかにしていた。

 ヤンキース側はコルチゾンや幹細胞の注射による治療を受けたサバシアが、オールスター休み明けに復帰することを期待していたが、ジラルディ監督は3日、「これは望んでいた結果ではないが、受け入れざるを得ない」とコメントした。(c)AFP