【7月5日 AFP】サッカーアルゼンチン代表のアレハンドロ・サベジャ(Alejandro Sabella)監督は4日、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がチームメートからどれほどの手助けを受けているかを強調し、メッシに過度に依存しているのではないかという質問をはねつけた。

 5日にベルギー戦を控えるアルゼンチンを率いるサベジャ監督は、「メッシのような選手がいるチームは、その選手に大きく頼るだろう。だが、彼の働きはチーム全体の働きによるものだ。彼は世界最高の選手だが、チームの一員だ」と語った。

 決勝トーナメント1回戦のスイス戦で、メッシは延長戦のアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)の決勝点をお膳立てしたが、サベジャ監督は途中出場したロドリゴ・パラシオ(Rodrigo Palacio)が得点に絡んだ部分をしきりに強調した。

「あのゴールは、FWながら中盤でプレーしたパラシオがボールを奪ったところから生まれた。パラシオがメッシに出し、メッシはいいポジションで受けた。それによりメッシがディ・マリアにパスを出すことができた」

 メッシは4得点2アシストと、アルゼンチンが今大会で挙げている7ゴール中6ゴールに絡んでいる。

 サベジャ監督は、南アフリカ大会(2010 World Cup)では無得点だったメッシに、アルゼンチンが大きく依存しているとされるのは不公平だとの考えを示した。

「4年前、彼は批判された。そして、今度はメッシに依存しすぎているという。難しいものだ」

(c)AFP