【7月4日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)準々決勝でフランスとの対戦を翌日に控えた3日、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ(Joachim Loew)監督は、同国の7選手がインフルエンザの症状と喉の痛みを訴えていることを明かした。

 ドイツ代表は、全員がリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)で行われた前日練習に参加している。

 レーブ監督は、選手名を伏せたものの7人にインフルエンザの症状が出ているとしており、実際にセンターバックのマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は、体調不良により、先月30日に行われた決勝トーナメント1回戦のアルジェリア戦を欠場している。

 レーブ監督は、「チームの三分の一が喉の痛みを訴えており、エアコンや異なる気候によって、何かに感染した可能性がある」と話した。

「時には、時間を置いて物事がどうなるか見守ることも必要だ」

「マッツは週の初めに発熱したが、今日は選手全員がトレーニングに参加できた」

「風邪気味の選手もいたが、問題なく動けているので、この調子で一晩持ってくれればいいと思う」

 ドイツサッカー連盟(DFB)は、守備的MFのクリストフ・クラマー(Christoph Kramer)がインフルエンザの兆候を見せており、フランス戦での復帰が危ぶまれていることを発表している。

 GKのマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は3日、ウイルスが広がらないよう、フンメルスが滞在先のホテルでチームメートから隔離されていることを明かした。

 しかし、フンメルス自身はフランス戦に向け、ツイッター(Twitter)上で「ほぼ100パーセントの状態だ」とつぶやいている。(c)AFP