父親になった北島、リオ行きのチャンスは「ゼロじゃない」
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■子どもが今のモチベーション
北島は、愛娘の誕生を「人生でもう一つの楽しいこと」と表現し、「子どもが生まれるとすべてが変わる」と話した。
「朝起きて、練習し、事務所に行き、帰宅して、子どもを風呂に入れる。まだ娘が生まれて2か月も経っていないのに、多忙な年になっています」
「自分がレースに臨んでいるところを子どもに見てほしい。優勝するところを見せるのは厳しいかもしれないが、僕を見て楽しんでくれたらいいと思う」
北島は、「それが今のモチベーションです。徐々に、僕に対する周囲の期待が薄くなっている」と言って笑った。
「2008年までは、金メダルを取ること以外に何も考えていなかった。他には何も関係なかった。でも、(1年間の休養で)自分をリセットして、2012年まで米国で過ごしたんです」
「水泳や、友人と遊ぶことの楽しさを再発見しました。競いたくてうずうずしていた。それがなければ、辞めていたでしょう」
北島の競技に対する姿勢は、米大リーグ(MLB)でプレーするイチロー(Ichiro Suzuki)や、元サッカー日本代表の中田英寿(Hidetoshi Nakata)氏に通ずるものがある。
2006年のW杯ドイツ大会を終え、29歳の若さで現役引退を表明した中田氏を引き合いに出されると、北島は「ヒデさん(中田氏)のように、僕を特別視するのはどうか」と話した。
「(中田氏が)もう少し長くプレーしてくれれば良かったと思います。それでも彼は、自身の生き方を象徴するように、人々がもっと見たがっている中で引退した。尊敬していますし、カリスマ的な存在だと思います」
「中田さんは女性に人気がありましたが、彼は非常にクールで、男性でさえも引きつけられました。僕にも似たようなところがあると思います」
北島は、自身のフレンドリーな一面によって、周囲の見方が変わるかもしれないとも感じているようだ。
「僕は、孤独でも何でもありません。昨年結婚して家族もいるし、友達と一緒にいるのも好きですから」
(c)AFP/Alastair HIMMER