【7月4日 AFP】テニス、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)は3日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第6シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)は7-6、6-1で第23シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)に勝利し、2度目の決勝進出を果たした。

 2011年大会(The Championships Wimbledon 2011)で優勝を飾り、自身唯一の四大大会(グランドスラム)タイトルを手にしているクビトバは、この日センターコートで行われた試合で24本のウイナーと8本のサービスエースを記録すると、1時間20分で親友のサファロバを下し、2度目のウィンブルドン制覇まであと1勝に迫った。

 24歳のクビトバが、グランドスラムの決勝の舞台に戻ってくるのは、3年前にオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(All England Lawn Tennis and Croquet Club)でマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)から驚きの白星を奪って以来となる。

 5日の決勝では、第3シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)を破った第13シードのユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)と対戦する。

 クビトバは、「本当に最高の気分です。この試合には、色々な思いがあります」とコメントした。

「彼女は親友ですし、コートの内外で互いを知り尽くしていますから、精神的に厳しい試合でした。彼女は思っていた通り、全力を尽くしてきました。勝ててうれしいです」

「タイブレークの場面では、とにかく集中しようと心掛けました。第2セットでは序盤にブレークすることができたので、その後のサーブも好調でした」

 グランドスラム優勝経験者で唯一勝ち残っているクビトバは、再び栄光の銀盤トロフィーを手にする機会が目の前にあることを自覚している。

 クビトバは、「トロフィーを手にしたときの気持ちは知っています」と述べ、「何としても2度目のタイトルを勝ち取りたいです。そのためには何でもします」と意気込んだ。(c)AFP/Steven GRIFFITHS