【7月3日 AFP】北朝鮮は3日、中国の習近平(Xi Jinping)国家主席が韓国に到着する中、国際社会からの兵器開発抑制の呼び掛けを拒否し、戦術誘導弾の発射実験を今後も行うと宣言した。習主席の訪韓は北朝鮮に対する中国の冷遇としてとらえられている。

「(北朝鮮は)精密な戦術誘導弾の発射実験を継続する」と朝鮮人民軍の戦略部隊広報担当者は述べ、発射実験を主権の「正当な行使」と呼んだ。

 北朝鮮はこの数週間、相次いでミサイル発射実験を実施している。これを習主席の韓国公式訪問に対する抗議の表明だととらえる見方もある。

 中国は北朝鮮のほぼ唯一の友好国だが、習主席は韓国の朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領とは2回のサミットを含め4回の会談を行っているものの、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記とはまだ一度も会談していない。(c)AFP