【7月3日 AFP】男子フィギュアスケートのエフゲニー・プルシェンコ(Evgeni Plushenko、ロシア)は、2018年に韓国・平昌(Pyeongchang)で行われる冬季五輪に出場することを固く決意しているという。2日、現地メディアが報じた。

 国営タス通信(TASS)は、五輪で2度の金メダルを獲得したプルシェンコが「(体で)故障していたところはすべて治った」と発言したと報じている。

「5度目の五輪出場を目指し、威厳を持って臨みたい」

 31歳のプルシェンコは、ソチ冬季五輪の団体戦で金メダルを獲得した後、腰部の負傷で男子シングルを棄権した。

 2002年と2010年にも五輪で銀メダルを獲得しているプルシェンコは、ソチ大会終了後に現役引退を表明していた。

 欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)で通算7度の優勝を誇るプルシェンコは、今年初めにイスラエルの病院で腰の手術を受けた。

 ロシアフィギュアスケート連盟(Figure Skating Federation of RussiaFSFR)も、暫定ながら来季のロシア代表選手団の中にプルシェンコを含めている。

 FSFRのアレクサンドル・ゴルシコフ(Alexander Gorshkov)会長は、「エフゲニーがアマチュアとしてフィギュアスケートを続けたいとした場合、間違いなく彼にはその権利がある」と話しており、「ソチ五輪団体戦で、彼は高いレベルのパフォーマンスが披露できることを証明した」とプルシェンコを評した。

 プルシェンコは、2006年のトリノ冬季五輪で金メダリストに輝いた後、2年間の休養を経て2010年のバンクーバー冬季五輪で再び銀メダルを獲得している。(c)AFP