【7月2日 AFP】イスラエルが実効支配する東エルサレム(East Jerusalem)で2日未明、パレスチナ人の少年が何者かに拉致・殺害された。先月のイスラエルの3少年殺害への報復の疑いがある。軍ラジオが報じた。

 軍ラジオによると、16歳前後とみられる少年は東エルサレムで車に押し込まれ、数時間後に西エルサレム(West Jerusalem)の森で遺体で発見された。「報復攻撃の疑い」があるという。

 軍ラジオの伝えた目撃者情報によると、黒色の車両がヒッチハイクをしていた少年の脇に停車し、少年が車に押し込まれたという。その後、家族が少年の行方が分からなくなったと届け出ていた。

 パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区(West Bank)南部では先月12日、イスラエルの3少年が誘拐され、6月30日に遺体で発見される事件が発生。イスラエル当局はこの事件についてイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の犯行と断定している。 (c)AFP