【6月29日 AFP】コーヒーで一日をスタートし、1~2杯のワインでその日を締めくくる多くの米国人。そんな中、ある米国の会社は、1缶に両方が入った飲料を販売している。

 飲料メーカー「フレンズファンワイン(Friends Fun Wine)」が販売しているのは、「カベルネ・コーヒーエスプレッソ(Cabernet Coffee Espresso)」と「シャルドネ・コーヒーエスプレッソ(Chardonnay Coffee Espresso)」。同社が「世界初のコーヒー味のワイン」と呼ぶこれらの商品は、南フランスで製造されている。

「カベルネ・コーヒーエスプレッソ」は、新鮮なカベルネグレープで造られたコクのあるワインとエスプレッソコーヒーにチョコレートの風味を添えたもの。「シャルドネ・コーヒーエスプレッソ」は、ワインとバニラカプチーノにチョコレートの風味を添えたものだ。

 いずれもアルコール度数は6%で価格は2ドル(約200円)。

 同社はマイクロブログのツイッター(Twitter)で「両方入っていてもいいのでは?」とつぶやき、フェイスブック(Facebook)には、「好奇心をそそられるでしょう? 味の説明は少し難しいので、ご自分で体験してください」と投稿。消費者には「箱の外で考える(think outside the box、既存の概念に縛られずに考えるという意味の慣用句)」をもじって「瓶の外で考えてください(think outside the bottle)」と呼び掛けた。

 ただ、一部の人たちは懐疑的だ。コーヒー業界サイトの「Daily Coffee News」は、「ある種のフレーバーの組み合わせが過去に市場に登場しなかったのには、それなりの理由がある」としている。(c)AFP